高齢者が餅を喉に詰まらせる原因は?

正月はお雑煮を食べましたが、思えば餅はよく噛まないと喉に詰まると言われています。一方で、噛むという行為は脳の活性化が図られると聞きました。でも思うのですが、マスコミをとおして高齢の方が喉に詰まらせてしまって亡くなるニュースを目にします。原因は、噛む行為が少ないがうえに、安易に飲み込んでしまって起こるものなのでしょうか。医学的な質問ですが、教えてください。

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回答

「噛む」行為を、医学的には咀嚼(そしゃく)といいます。
咀嚼とは、口腔内に摂取した食物を粉砕し、唾液と混和して食塊とするまでの過程をいいます。平たくいうと、硬いものを噛み砕いて、唾液と混ぜて食べやすくする行為です。
お尋ねのお餅の場合は、「噛む」というより「嚥下(えんげ)」の問題です。
噛み千切って飲み込みやすい形にまとめて嚥下するということです。
高齢になると、嚥下する筋肉の力が弱くなったり、唾液分泌量が少なくなったりする為に、喉に詰まらせてしまうということになります。

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